カテゴリー「書籍・雑誌」の1000件の記事

1350 アイスブレイク 今村光章

 図書館より。晶文社。副題、出会いの仕掛け人になる。

 新人研修やお見合いパーティ、キャンプ行事など、はじめての人たちが出会う場は雰囲気が固くなりがちである。その凍った場を温めてしまうのがアイスブレイクという技術。それを語るにはこの三つの心得がわかりやすい。
#①アイスブレーカー自身が自己開示すること。
#②参加者と共通点を見出せるような工夫をこらすこと。
#③「いま、ここ」の気分を語ること。

*いまは「大慌ての社会」「ドタバタ社会」とも言える。次のこと、次のことを考えている。

*「痛いの痛いの飛んでいけー」という儀式がある。それは、子供に向かって「お前の痛いのが、体でわかったからね」という体を通じてのメッセージだ。

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1349 サッカー・ルールの発見 福田純

 図書館より。悠光堂。副題、ルールに隠された秘密を探る歴史と発見の旅。

 サッカーのわく(ライン)はどうやってできたのか。なぜエンドを替えるのか。なぜキーパーだけ手を使えるのか。なぜセンターサークルがあるのか。

 歴史調査と、まだサッカーをよく知らない小学生に色々なルールでサッカーをさせてみた実地研究が織りなすサッカーの起源。やや話が冗長で読みにくいところもあるが、日本サッカーの黎明期に指導にあたったおじいさんの記念の一冊であろう。

 興味を引いたのはなぜタッチラインと呼ぶかの話。他の競技ではサイドラインと呼ばれることが多い。これは、ボールがラインから出たら、先にさわった(拾った)チームのボールになるというルールだったから。確かにどちらが最後にさわったかの判定は難しい。

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1348 プロのeスポーツプレーヤーになる! 河出書房新社編集部

 図書館より。河出書房新社。監修、ゲームキャスター岸大河・日本テレビeスポーツ番組「eGG」。

 eスポーツとは何か、どんな種類があるのか、プロはどのようなトレーニングをしているのか。現在進行系の業界に迫る。

*いずれにしても、スポンサーが付くには相応の実績が必要です。大きな大会で何度も上位入賞経験をしているうちに有名になっていくということもあれば、強いだけでなく性格的に面白くて目立つとか、異性に人気の美形選手だとか、理由はいろいろあると思われます。
*逆に普段の素行がわるかったり、スポンサー契約をしても契約内容を守ってくれないなど問題があれば、スポンサーは付いてきません。たとえ企業であっても、契約する選手を選ぶのは人ですから、応援したいと思うような魅力的な選手にスポンサーは付いてくるのです。

#勉強は若くなくてもできるので、やりたい勉強をするといいと思います。
#え、勉強はしなくても大丈夫なんですか!?
#僕は勉強を頑張った記憶がないので。学生時代も、家で勉強をしたことないですし。
 この対話には引っかかる。一つ目。まず聞き手。「やりたい勉強をすればいい」と言っているのに「勉強をしなくてもいい」と曲解するミスリード。
 二つ目。話し手は東大工学部を休学中のプロゲーマー。「頑張った記憶がない」「家で勉強をしたことがない」と言葉を選んでいる。地頭がいいから家庭学習をしなくても授業だけで理解できるということ。
 これで全国のおつむの足りない人が「勉強できなくてもいいんだ!」と誤解しないことを祈る。

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1347 愛着アプローチ 岡田尊司

 図書館より。角川選書。副題、医学モデルを超える新しい回復法。

 愛着障害を克服するにはどうしたらいいか。医学モデルでできなかったことができるようになる方法がある。

#ある四十代の女性は、数年前に他の医療機関で発達障害と診断され、以来すっかり意欲をなくし、家事も一切せずに、ほとんど寝たきりで過ごしていた。自分はどうせ障害者なので、何をしてもまともにできないから、努力することが虚しくなったのだという。筆者が、検査の結果、発達障害という診断は間違いだったと伝えると、少しずつ自信を回復し、数か月後には、何年も作らなかった子どもの弁当を作ったり、掃除をするようになった。

*代理ミュンヒハウゼン症候群
 原因不明の高熱を繰り返す子供をビデオ撮影していたら、母親が点滴のセットに水道水を注射器で注入していた。

*オキシトシンというホルモンが授乳や分娩に関係していることは二十世紀の初めから知られていたが、そのオキシトシンが親子や夫婦の絆を支えていることがわかってきたのである。さらに、今世紀になって、オキシトシンには、驚くべき働きがあることがわかった。社会性を高め、目を合わせたり、親密な感情を抱いたり、困っている人を優しく助けたり、寛大に相手を許したりすることにも、またストレスや不安を軽減し、落ち着きを高め、じっとしていられることにもオキシトシンの働きが関係していることがわかったのである。

#妻と別れた男性の平均余命は、十年短くなる

*親子関係が絶望的にわるいケースでも、みごとな回復を遂げ、構成するケースもあった。そうしたケースを見てみると、必ずその人を親身に支える存在との出会いがあった。それは、多くの場合、彼らと生活をともにしながら指導を行う法務教官であり、ときには医師や心理士、外部のボランティアであった。(略)親がしてくれるはずだったことを、いくらかなりとも補ったのである。

*ここのカウンセラーの特性にはばらつきがあって当然であり、認知的なアプローチが得意な人もいれば、共感的なアプローチが得意で、すぐに打ち解けた関係を作れる人もいる。回避型の人には、認知的なアプローチタイプが相性がいいのが普通だ。彼らは共感されても居心地悪く感じるという場合もある。不安型の人は、愛着を過剰に求め、共感に飢えている。認知的なアプローチはあまり心に響かない。

#自らを振り返るという高尚な行為は、高度に進化した前頭前野によって可能になるメタ認知と、安全基地の存在によって可能となる愛着という二つの条件がそろって初めて成し遂げられる。

#両価愛着型は、本来幼い子供に認められる不安定型愛着タイプの一つで、本心とは反対の行動をとることが特徴である。つまり、甘えたいのに素直に甘えられず、本音とは正反対に困らせることをしたり、背を向けてしまったりする。

#ご自分の問題でないことで悩むのは、自分が雨女だから雨が降ったと自分を責めるようなものです。馬鹿げていませんか?

#①安定型 過度に依存することも支配されることもなく、必要に応じて他者に頼ることもでき、安全基地となる存在と安定した関係を気づいていける。
#②回避型 親密な関係を避け、困ったときほど他者に頼ることができず、また他者から頼られることも重荷に感じてしまう。感情を表現したり自己開示したりすることを避けてしまう。
#③両価型→大人では不安型(とらわれ型) 過剰に愛情や関心を求めようとし、相手の顔色を見て過度に相手に合わせる「よい子」の面と、愛情を求める気持ちを裏切られると、怒りや拒否で反応してしまう「悪い子」の面が、両極端に現れやすい。
#④恐れ・回避型 愛情や関心を求める傾向と、傷つくことを恐れ親密な関係になるのを避ける傾向の両方が同居しているタイプで、警戒心や猜疑心が強い。
#⑤未解決型 愛着トラウマを引きずり、親との関係において、あるいは、親密な関係になると不安定な面を見せる。

#両価型では右前頭前野(情緒や共感と関係が深い)が過剰活動していて、左前頭前野(理性的制御と関係が深い)の働きが相対的に低下しているといわれています。
#一方、回避型と呼ばれる、情緒的な面を抑え、親密な関係を避けることでバランスをとっているタイプの人は、まったく逆に左前頭前野の活動が亢進していて、右前頭前野の活動が低下しているということです。

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1346 疲れないパソコン仕事術 小枝祐基

 図書館より。インプレスできるビジネス。副題、多忙な毎日をちょっとラクにする90TIPS。

 キーボード操作やファイル命名規則など多角的な仕事術の本。なぜか僧医の心身回復コラムもある。

*Ctrl+T; 新しいタブを開く
*Ctrl+T; 半角英数に変換する F10も同じ
*Ctrl+Alt+V; 形式を選択して貼り付け
*エクセルのクイックアクセスツールバーにセルの読み上げを追加
*Backstageビュー; ファイルを保存したり開いたりするときの画面
*エクスプローラーの検索ボックスに「サイズ:」「更新日時:」
*ファイルの命名ルールはwhen_who_what
*ファイル名に「作業中」「完成」などのステータス情報をつけると混乱する
*グーグルドライブにpdfや画像ファイルを保存し、右クリック→アプリを開く→Googleドキュメント、でテキストファイルが自動作成される

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1345 掃除で心は磨けるのか 杉原里美

 図書館より。筑摩選書。副題、いま、学校で起きている奇妙なこと。

 素手での便所掃除。各校で作られる「〇〇しぐさ」。親学など教育の過程への介入。歴史教科書問題。
 奇妙なことを丹念に調べていくと、教育が経済と特定の団体のために捻じ曲げられていくことが明らかになる。

#(『美しい国へ』の中で)教育の国定カリキュラムの制定や、全国共通学力テストの実施のほか、問題行動を起こす児童・生徒への教員によるしつけの権限を法制化したり、地域に悪影響を及ぼす恐れのある問題課程を二四時間監視したりする、ブレア政権の「リスペクト・アクション・プラン」などを例示し、これらを評価している。

#与党は経団連とたびたび意見交換し、経済界の要望を教育政策に反映させていった。
 2013年英語教育の抜本的拡充を要望。2014年道徳教育の充実を要望。2016年プログラミング教育を要望。2018、1019年に道徳が小中学校の教科となり、2020年からは小学校で英語が教科になり、プログラミング教育が必修化される。

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1344 日々コウジ中 柴本礼

 図書館より。主婦の友社。副題、高次脳機能障害の夫と暮らす日常コミック。

 クモ膜下出血で倒れた夫は奇跡の復活を果たしたものの、物忘れや感情の起伏が激しくなるなど、見た目は変わらないのに障害を抱えてしまった。仕事もできなくなった。

#「うちのダンナも大声出してキレるわよー!」
#コウジさんの障害を、特別なものだとみなしてくれない言葉の数々。慰めてくれているつもりなのだろうけど、正直へこむ。

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1343 特別支援教育のノウハウを生かした学級づくり 宮内主斗

 図書館より。星の環会。副題、叱る前に読む本。

 理科の教材には黄色いビニルテープに黒ペンで番号をつけ、グループや持って来る人を決める、のように具体的なノウハウが満載である。通常学級に在籍している特別な支援を必要とする児童の割合は6.5%。

*子どもたちとの約束事を決める
*通常学級で役立つ指導法は特別支援学級でも役立つ
*先人によって培われてきた指導法を学ぶ

*効果のない方法を繰り返しているのは「別な方法で指導してよ」と無言でその子に訴えられていると思いましょう。
*(靴のかかとを踏む子供に)「どうしましたか。靴がきつくてはけないんですか」「大丈夫です」「それじゃ、はけますか」

#ケンカの仲裁は黒板の前で行なう

#「無理やり三つあります作文」

#「1の位が0,2,4,6,8の数は偶数で、2の倍数です。これは2で割ることができます」 こう説明すると同時に、ノートにメモさせます。その子が覚えるまで、何度もメモさせます。

#どんな生きづらさがあっても、その人なりに「ありがとう」「ごめんなさい」「手伝って」の三つを伝えられると人は生きていける、と私は聞いたことがあります。

#不適応行動を起こしたあとも重要です。その行動をとったことによって、「その子が何を得たのか」を観察します。周囲の状況や環境をよく見るのです。何かものを得た、周りの人から声をかけてもらった、またはぎゅっと抱きしめてもらったということを、把握しておきます。

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1342 子宮頸がんワクチン、副反応と闘う少女とその母たち 黒川祥子

 図書館より。集英社。

 テレビで「被害者」を見たことがある。お人形さんみたいにきれいな中学生の女の子なのだが、知能が保育園児程度になってしまうのだ。お母さんもわからなくなるなんて、そんな残酷なことがあるのか。追い打ちをかけるのは、お母さんたちが「よくもわからないで、ワクチンを打つことに同意してしまった」と後悔することだ。

 不思議なのは出てくる医者が判で押したように「ワクチンのせいではなくて、心因的なものでしょう。精神科に行きますか」と言ってくることだ。

*ワクチンには生ワクチンと不活化ワクチンがあります。生ワクチンは感染しても病気を起こさないウイルスを入れます。はしか、風疹、おたふく風邪などはこれを使います。しかしそんな都合のいい弱毒株はなかなか見つかりません。そこで不活化ワクチンという、死んだワクチンを使うウイルスもあります。そのまま使うと副作用が大きいので、ウイルスの殻の一部を使ったりもします。インフルエンザワクチンがこれに当たります。でもこれは生ワクチンに比べると弱い。
 サーバリックスはどちらでもない。蛾の培養細胞にHPV(ヒトパピローマウイルス=子宮頸がんを引き起こすウイルス)の殻のDNAを組み込み、それだけでは弱いので免疫増強剤アジュバントを追加して、人間の免疫システムを異常にさせてしまう。

#「ワクチンをすすめた人をつぶすためには、良い頭を持って、良い味方を持って努力すること。このまま負けてられない。痛む体にムチ打って頑張る。見てろ! すいしん派!」
 体が動かなくなり部活の顧問に「サボっている」といじめられ、記憶障害になった少女がここまで文章をかけるまでに復活した。

#視床下部と考えられる生命機能維持に影響が出ているというのが、多くの脳神経専門医の見方です。これはまだ推測の段階ですが、脳内になるミクログリアという脳内細胞を監視する細胞の異常だと思っているんです。子宮頸がんワクチンの成分によって、ミクログリアが活性化して、いろいろな症状を起こしてしまう。

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1341 スマホゲーム依存症 樋口進

 図書館より。内外出版社。

 昔のゲームはクリアしたら終わりだった。スマホゲームに終わりはない。また「ガチャ」で射幸心を煽る。携帯できるのでいつでもどこでも手を伸ばしやすい。久里浜医療センターの第一人者のレポート。

*依存は「否認の病」とも言われています。
 指摘すると否定したり怒り出したりするから。

*課金ユーザーのうち、わずか0.19%が、ゲーム会社の利益の48%を支えている(米国マーケティング会社調べ)

*スマートフォン依存スケール(p.104)

*スマホゲームは飽きません。スマホゲームには、ユーザーを飽きさせず長くプレーしてもらうための、たくさんの工夫がなされています。ですから、ことスマホゲーム依存に関しては、「いずれは飽きる」という考えを一切捨ててください。

#ご家族が暴力を受けることは絶対にあってはなりません。そのため”バトル”に発展する可能性のあるスマホの取り上げやWi-Fiの切断は、避けておくのが賢明でしょう。

#いつでも、どこでもプレーでき、巧みに射幸心を煽り、承認欲求さえ満たしてくれるスマホゲームは、現代社会における「悪魔との契約」といっても過言ではありません。これほど手っ取り早く、刺激的な現実逃避の手段は、おそらく他にないからです。 

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